工芸・ものづくり 文化の基礎
動きの なかに、表情を 見つける。
一つの面が、角度や動きによって違って見える。能の舞台を支える造形から、ものづくりと表現の関わりを見つめます。

さまざまな役を表す面
能面は「面(おもて)」とも呼ばれ、老人や女性、神、鬼など、多様な役柄に用いられます。面を着けず、素顔で演じる場合もあります。
静止した顔だけでは分からないこと
日本芸術文化振興会の解説では、役者の動きや面を着ける角度によって、表情は豊かに変わるとされています。写真の一場面と、動きのある舞台では、受け取る印象が異なることにも注目できます。
役柄と 造形を 結びつける
鑑賞するときは、演目や登場人物の説明を手がかりに、顔立ちや傾き、動きの変化を見てみましょう。形を見ることと、物語を知ることがつながっていきます。
LOOK A LITTLE CLOSER
見てみたいポイント
- 顔立ち
- 目や口のかたちを、役柄の説明と合わせて見る。
- 角度
- 面の向きが変わったときの印象に注目する。
- 物語
- 登場人物を知り、舞台のなかで面を見る。
作品のかたちと、それを使う人の表現。両方に関心を持つことから、技を受け継ぐ意味が見えてきます。
